芸能人でも、腸ポリープが出来て切除していたなんて話題を聞きますね。
最近は、大腸の内視鏡検査のときに、内視鏡で腸ポリープを切除できるといいますから、命に関わるモノではないのかと思いますが、「がんになってしまう事は無いの?」という心配もあります。
実際のところ、腸ポリープってどんなものなのでしょうか。
腸ポリープの原因と、腸の健康を保つための方法についてまとめていきます。
腸ポリープの原因を探る
欧米化した食生活と腸ポリープ
- 肉食が多い
- 野菜が不足している
この2点が 腸ポリープの原因 として挙げられます。
腸の中で老廃物がスムーズに排出されないと、有害物質からの刺激を受けることになりますから納得ですね。
腸の壁が、刺激をうけて炎症をおこしたり、組織が壊れることでポリープの原因を作っているといわれています。
腸ポリープがあると潜血検査で陽性に
腸ポリープは、腸の中でぷくっと出っ張っています。
大きさは小さなものなら数ミリ以下ですが、1㎝以上になってくると便がこすれて出血を起こすようになります。
- 便が細くなってきた
- 排便の時に出血する
こんな症状に気付いたら、検査を受けた方が良いと言うことです。
自覚症状がなくても、便の潜血検査をうけると目に見えて出血しない初期の異常に気付くことが出来ます。
大腸の内視鏡検査
https://www.youtube.com/watch?v=Y-E8PY8zcoQ
腸ポリープががんになることはあるの?
大きめの腺腫はがん化の可能性大
腸ポリープとして見つかる数ミリ程度のモノは、良性の腫瘍のことが多いですね。
ただ、放置しておいて大きくなってきたときに、がん化する可能性があるので、見つけたら取ってしまうのが一般的です。
内視鏡検査をするときには、腸ポリープが見つかったらそのまま切除して、疑わしい組織は検査に出します。
がん化の診断はどうやってする?
ある程度の大きさになるとがんの可能性が出てきますが、何センチ以上はがんだと言うことは出来ません。
内視鏡を使って切り取った組織を病理検査に回して、診断します。
がんの細胞の特徴的なかたちに当てはまら無ければ、がんではありません。
腸ポリープは検診で 見つけた段階で切除 してしまえば、がんを防ぐことが出来るのです。
腸ポリープを防いで健康を守る方法とは?
肉食を控える
がんの発生メカニズムは、 遺伝子のコピーが上手くいかない ことだと言われています。
炎症を起こしたり、刺激を受け続けているとコピー回数が多くなりますから、失敗する細胞が出てくる・・・と考える事が出来そうですね。
肉食が多くなると、それだけでお腹がいっぱいになって、他の食物繊維の豊富な野菜や果物が食べられなくなってしまいます。
すると、腸内に長くとどまって異常発酵を起こすことが多くなります。
便秘を防ぐ、野菜中心の食生活が腸ポリープになるリスクを下げてくれます。
酒たばこを控える
体に負担をかける刺激物ですし、発がん性物質を取り込むリスクが高まります。
たばこの煙には発がん性がありますし、過度なアルコールは肝臓や胃腸に負担をかけます。
腸ポリープを防ぐためには、控えておきましょう。
まとめ
- 『腸ポリープ発見=がん』ではない
- 腸ポリープは良性腫瘍ですが、放置するとがんになることがあるので、切除する
- 腸ポリープにならないためには肉食を控えた便秘にならない生活スタイルが有効
”日本人の2人に1人が生涯でがんにかかる”なんて言われる時代です。
ポリープが見つかったらすぐ切除してしまうことで、がんのリスクを下げることが出来ます。
腸ポリープやがん化をふせぐためには、便秘にならない食生活と、定期的な検診が大切なんですね。