幼児が夜中に「耳が痛い!」と泣き出したら、急性中耳炎のことが多いですね。
わたしも、我が家の娘が6歳くらいまでには何度か急な耳の痛みに悩まされました。
痛がり方がすごかったので、救急車を呼ぼうかと焦ったのを覚えています。
でも、耳鼻科の先生がおっしゃるには、痛みは強いけれど緊急性はそれほどでもないといわれました。
痛みをコントロールして、早めに耳鼻科にかかるというのが対処法として一般的のようですね。
では、子どもの急性中耳炎の対処法についてまとめていきましょう。
子どもの急性中耳炎の痛みについて
タオルや冷風で冷やす
痛がるときに、耳の後ろを濡れタオルや冷風で冷やすと痛みがラクになります。
慌てて夜間診療に出向いたら、移動中、外の風に当たって痛みが遠のくというのも良くある事です。
また、横になっているときや、下を向いている時よりも、体を起こしている時の方が痛みがやわらぐ傾向があります。
抱っこするか、クッションをいれて角度をつけてあげましょう。
鎮痛剤をつかう
- 解熱剤のアセトアミノフェン(アンヒバ、カロナールなど)
- イブプロフェン(ブルフェン、ユニプロンなど)
- 市販薬ならこどもバファリンなど
急性中耳炎は、びっくりするような痛がり方をする事があり親も焦ってしまいますが、痛みさえコントロール出来れば夜間の救急外来に慌ててかかる病気ではないと言います。
”風邪気味、鼻炎といった症状があって、急に耳を痛がり出した”と言うときには、中耳炎のことが多いですから、手持ちのアンヒバなどがあれば、使って様子を見、翌朝の診療時間に病院に行きましょう。
耳だれは拭くだけで大丈夫
耳から液体が出てくる事があります。
これは、耳だれと呼ばれ、鼓膜の内側にたまった膿が自然に出てきたものですから、キレイに拭いてあげてください。
子どもの急性中耳炎の治療について
痛みが取れても病院にかかる
自然に治る場合もありますが、蓄膿症が起きていると中耳炎を繰り返しますし、痛みが引いても、耳の中に膿が残っている場合には治療が必要です。
耳のひどい痛みを経験した後は、一度、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
抗生剤が必要か診断を受ける
耳の中や、副鼻腔(頬骨やおでこの中の空洞部分)に膿がたまっている場合には、抗生剤を使用して膿を排出させ落ち着かせることが大切です。
鎮痛剤で痛みが取れていても、病院を受診してその後の治療について指示を受けましょう。
鼻のかみ方に注意する
中耳炎をよく起こすという場合、鼻炎を起こしやすく、鼻をしょっちゅう溜めているという事はありませんか?
鼻水を溜めていると雑菌が繁殖して感染症にかかりやすくなります。
このとき、鼻を強く噛みすぎると、耳の方に雑菌がまわるリスクが高く、中耳炎を起こしやすくなります。
鼻水を溜めない、鼻のかみ方に気をつけることが中耳炎の予防に役立ちます。
鼻から息を出す感覚がつかめる練習機はコチラ・・・
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わたしの娘も、アレルギー性鼻炎があり、よく鼻水を出していたので、黄色い鼻水や蓄膿症を繰り返していました。
ハウスダスト対策+アレルギーを抑える、睡眠不足や食事の偏りに気をつけているうちに、中耳炎にならなくなっていきました。
まとめ
安心してください!中耳炎の対処は、痛みのコントロールが決め手!
夜中に「痛いよー」って泣かれると本当にオロオロしてしまいますが、中耳炎だと思える症状で、熱も37.0℃台であれば、あわてて救急車で病院に行く病気ではないのですね。
でも、泣かれるとツライですよね。なんとかしてあげたいけど・・・
幼児のうちは急な発熱や、中耳炎のような強い痛みが出る事がありますから、アンヒバやカロナールをストックしておきたいですね。
風邪症状の後にでる耳の痛みはほとんどが中耳炎ですから、こうした痛み止めがあると心強いです。
ただ、熱が38.0℃以上で熱でけいれんを起こしたことがある場合や、呼吸に異常が出ている時など緊急性が高いときには、救急外来に走りましょう。